

上賀茂神社から東へ500メートル進むと、境外摂社大田神社がある。
大田神社へお参りする人は長寿と家内安全・芸能上達を祈願しています。
毎月10日夜午後7時から里神楽が奉納さる。年老いた男女が五十鈴を持って舞い太鼓・小鼓・銅拍子ではやします。ご祭神が天鈿女命で、芸能上達を祈る信者もあります。この命は天照大神が天岩屋戸にかくれたとき、舞を舞って大神のみこころをなぐさめられ、大神が岩屋戸をお出ましになるきっかけをつくられたといわれます。
「さんやれ祭」は五穀の豊穣を祈って、2月24日におこなわれます。この祭は上賀茂神社の氏子町内で15才になった男の子が青年の仲間入りをし、山の神を田畑へ迎える祭が一緒になったものです。それを祝い祈るものです。この日、この少年たちは五つの町内の山の神を巡拝し、田の神を祀る大田神社にまいり、最後に上賀茂神社に参拝します。
幸在祭みこは土着のおうなにて
遠藤深雪女
社伝によりますと賀茂族がここに移り住む以前からここにお祀りされていました。式内社として歴史の古いお社として賀茂氏とお公卿さんの崇敬をうけてきました。今の社殿は寛永年間ですが、割拝殿の形式がその面影を伝えています。
参道の右手に社務所に接して大田の沢があります。
かきつばたは、古代紫一色池一面に咲き乱れて昭和14年から天然記念物になっており、5月中ごろが見頃です。
| 名称 | 大田神社(おおたじんじゃ) |
| 祭神 | 天鈿女命(あめのうずめのみこと) |
| ご利益 | 家内安全・芸能上達 |
| 住所 | 京都市北区上賀茂本山340 |
| 電話 | 075-781-0907 |
| 拝観時間 | 9:30~16:30 |
| 料金 | 無料 |
| アクセス | 市バス「上賀茂神社前」下車東へ500m |