建仁寺の境内末寺の興雲庵にお参りする人は商売繁昌・子授けを願います。

興雲庵は建仁寺の境内末寺です。京都ではめずらしい豊川稲荷の分身ダキニ尊天(豊川稲荷の分身)をお祀りしています。

境内の弁天さんには、祇園町のおかみさんが芸能上達・商売繁盛のお参りが多い。

本家の豊川稲荷は曹洞宗で、ダキニ尊天、臨済宗ではダキニ尊天といわれます。
このダキニ尊天は250年前から興雲庵の鎮守としてお祀りしています。稲荷さんは、五穀豊穣の神でした。農作物がたくさん取れますように農民が祈っていました。豊川稲荷も昔は農村の神として祀られていましたが、稲荷さんが都会に祀られますと、商売の神さんとして祀られるようになりました。

350年程前のことですがダキニ天さんは、開山三江紹益禅師の父母が深く信仰されていた霊像です。長い間子供にめぐまれませんでした。ダキニ天さんを信仰しなさいと身寄りの人にすすめられ、毎日熱心にお参りしました。ある日玉のような子供が生まれました。後に三江大和和尚といわれるえらい禅僧となりました。

寺伝によりますと中国台州の人で石梁仁恭(1266~1334)が開かれた寺といわれます。
慶長年間興善庵院と合併しました。
寛永11年(1634)移転、寛政元年(1789)焼失しましたが、寛政2年(1790)再建されました。

名称 興雲庵(こううんあん)建仁寺境内の北西に塔頭・興雲庵
祭神 豊川稲荷の分身ダキニ尊天
ご利益 商売繁昌・子授け・芸能上達
住所 京都市東山区小松町599
電話 075-541-8980
拝観時間 ○○●●○○
料金 ○○●●○○
アクセス 市バス「四条京阪前」下車東南徒歩10分

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