東福寺は家内和合・子孫開運の福徳が与えられ、女性には安産・母乳を豊かにする霊験があります。


京阪東福寺下車東口の駅前に出ますと下町情緒たっぷりの奈良街道へ、通りを左へ入りますと東福寺の塔頭寺院の間を通って、やがて臥雲橋を渡ります。
谷川を下に見て通天橋があります。通天橋を渡った奥に開山堂があります。

開山堂常楽庵の楼上伝衣閣といい、本尊毘沙門天と土製の布袋像があります。
この布袋像は東福寺開山聖一国師が中国(宋朝)上天竺寺で善月大師から密法を伝えられて、印度・中国・日本の三国の土でつくられた霊像で、これを信じる者は家内和合子孫開運の福徳が与えられ、女性には安産・母乳を豊かにする霊験があります。
またこれは開山ご帰朝のとき、この寺の門前で模したものが伏見人形の始まりといわれます。

東福寺は京都五山の第4位、この地は大昔九条道家の土地であり、道家は地に奈良の東大寺、と興福寺のそれぞれ1字をとって名付けられました。
恵日山東福寺と名付け建長7年(1255)に完成しましたがその後たびたびの火災で消失しています。現在の本堂は昭和9年に完成、涅槃図は兆殿司の作、魔物としてふつうは描かれない猫を描がいているのがめずらしいとされています

成就宮はもと法性寺の鎮守で、古く寛元元年(1243)8月22日の祭礼には、東遊びや神楽が催され、社家・社司もありました。後、東福寺の鎮守となり、石清水・加茂稲荷・春日・日吉の五社をお祀りしています。

名称 東福寺(とうふくじ)
本尊・祭神 釈迦如来
ご利益 家内和合・子孫開運
住所 京都市東山区本町15丁目778
電話 075-561-0087
拝観時間 8:30~16:30
料金 境内自由(通天橋・開山堂400円、方丈庭園400円)
アクセス 京阪電車「東福寺」下車15分。市バス「泉涌寺」下車。

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