高源寺にお参りする人は火難・盗難に霊験あらたかと伝え聞いてお参りになります。

毎月28日をもってお祀りしていますがなかでも1月・5月・9月の28日には大祭が行われ、この日道了大薩唾?の尊像がご開帳されます。
寛政のころ大阪の人で今北藤右衛門という人がありました。その娘は京の高源寺に預けてありました。
この人が道了権現さんのあらたかなことを聞き、この像をお祀りしました。そのお姿は髪が逆立し右手に降魔の輪杖を持ち、左手に縛縄を握り、左右に両翼を拡げ、白狐にのり、炎々たる火災を負っていられます。
道了さんは相模の国足柄郡最乗寺の開山了庵慧明禅師に師事し、応永元年(1394)最乗寺が創建される時、ふしぎな力を出し重労働を一人で引き受けてまたたく間にでき上がりました。だがとても温厚なやさしい人で、一山の信頼を得、僧侶の風紀を正しました。
応永18年(1411)禅師がなくなると「もう私のこの世の因縁は絶ちました。だが禅師の墳墓のある限り、私はこの地を守り、諸人のために七難を除き悪病消滅、愛敬、福得円満を得さすであろう」というなり空高く飛び去られ、最上寺の別峰の大樹の間で降りられました。その地に御堂を建ててその像を安置しました。「道了権現」と尊称しておりましたが明治以来道了大薩?と呼ぶことになり、その後の娘のいる高源寺に移されることになったのです。
| 名称 | 高源寺(こうげんじ) |
| 祭神 | 釈迦如来 |
| ご利益 | 火難・盗難除け |
| 住所 | 京都市下京区西七条北西野町32 |
| 電話 | 075-312-9584 |
| 拝観時間 | ○○●●○○ |
| 料金 | ○○●●○○ |
| アクセス | 市バス「七条西大路」下車 |