左京区・石座神社にお参りする人は五穀豊穰と家内安全を祈願します。

例祭は10月23日、松明神事と神輿の渡御があります。松明の直径は2メートル、長さ8メートル、重さは1トン近くあり、雌雄の大蛇として造られ、平年は12カ所、閏年は13カ所を結びます。
午前3時に松明に火をつけます。松明がもえついたころ、東の空が白みはじめます。これを合図に神輿がお旅所の方へ(山国神社)行き、村松地域を廻り、神社に帰ります。
午後から他の5地域を廻ります。

昔、岩倉に2匹の大蛇が住んでいて人々や田畑に危害を加えました。人々はたいへん苦しみましたが、石座神社のお松明を向けたところ大蛇はたちまちにげていったといわれています。

境内の一言神社には、一言だけをきいて下さるお宮さんです。
社伝によりますと石座神社の旧地西河原町の山住神社(自然石で古代祭祀の盤座の形をとどめています。)の地にありましたが創建は古く、三代実録の元慶4年(880)の条に「石座神社に従五位を授く」とあります。
本殿は八所明神社と十二所明神社の二社からなっています。勾欄には天正20年(1592)の擬宝珠と社前の石灯龍には慶長19年(1614)の銘があります。

名称 石座神社(いわくらじんじゃ)
祭神 東社天照大神ほか七柱。両社天御中主神
ご利益 五穀豊穰・家内安全
住所 京都市左京区岩倉上蔵町302
電話 075-791-3576
拝観時間 自由
料金 無料
アクセス 京都バス・市バス「実相院」下車
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