北区の今宮神社にお参りする人は厄除け・病気平癒・交通安全を願います。

 

この社は素盞嗚尊を祭神とするもので長和4年(1015)の夏疫病が流行した時お告げによって祀られたものです。
このときには疫病から逃れたいとお参りの群衆でにぎわいました。

永承7年(1052)の夏、ふたたび、疫病が流行したとき天安寺(のちの法金剛院)の東に社が造営され、ご霊会が行われたと「続古事談」に記されています。この社は祇花園社・あるいは花園の社といわれ、厄除けの神・今宮大明神として祀られていました。その後は御室仁和寺・法金剛院の鎮守社として、いまは花園・安井地区の氏神さんとしてうやまわれています。

 

例祭は10月16日におこなわれていましたが、いまは第3日曜に神輿の巡行があります。とくに珍しいのは大きな神輿にはご祭神素戔鳴尊のみ魂を、小さな神輿には末社としてお祀りしている松尾神社のご祭神のみ魂をおうつして氏子区域を巡行することです。この日剣鉾は三基、氏子の町内でお祀りしています。
本殿は寛永21年(1664)仁和寺門跡覚深法親王がお建てになられたもので昭和59年6月、本殿一棟・附棟札一枚・棟札箱一個が京都市指定有形文化財に指定されています。

名称 今宮神社(いまみやじんじゃ)
本尊・祭神 素盞嗚尊(すさのうのみこと)
事代主命(ことしろぬしのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
奇稲田姫命(くしなだひめのみこと)
ご利益 厄除け・病気平癒・交通安全
住所 京都市北区紫野今宮町21
電話 075-491-0082
拝観時間 9:00~17:00
料金 無料
アクセス 「船岡山」下車 徒歩7分
ホームページ http://www.imamiyajinja.org/

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