激辛料理が好まれるようになり、痔疾に悩む方が増えています。秋山自雲霊廟(尊者の墓)は痔が早く治るようにお祈り致しましょう。

江戸の昔、中京に住んでいた32才の青年、ある時排泄のとき肛門に痛みを感じ、中京の専門医に治療をうけましたが、あまりの痛さに治療半ばに病院を出ました。人のうわさを聞いて鷹峰円成寺境内にお祀りしている秋山自雲尊者のお墓にお参りして一心にお願いしたところ1週間ほどつづいたあれほどの痛みもすっかりとれ、以来30年まったく痛みを感じなくなりました。
秋山自雲尊者の本山は東京都台東区清川にある日蓮宗本性寺にある墓石です。
摂津の国川辺郡小浜の人で善兵衛という人、江戸に出て酒問屋岡田孫左衛門に奉公しました。
陰日向のない働きはすぐ主人の目にとまり、岡田家の養子として采配をふるようになりました。
この人、生まれつき酒好きで痔をやむこと7年、苦しみぬいて延享元年(1744)9月21日日になくなりました。亡くなられる前に「痔の病なんていやな病気だ。もしこの病気で悩む人が、わたしを拝んでいただければ、その苦しみをすこしでもやわらげてあげたい」と遺言しました。
その後彼の友人で痔に悩む人があり、ふと思い出して墓前で拝んだところ、ぴたりと治ってしまいました。その話はたちまち世間に広がり、自雲は痔の神様として一躍有名になり、痔に悩む人々で門前市をなしました。そのご利益は全国に聞こえ日蓮宗寺院にまつられ、いまにいたるまで痔疾祈願に参る人でにぎわっています。
| 名称 | 秋山自雲(しゅうざんじうん)霊廟 |
| 祭神 | 秋山自雲 |
| ご利益 | 痔疾回復 |
| 住所 | 京都市北区鷹峰圓成寺境内 |
| 電話 | |
| 拝観時間 | 8:00~17:00 |
| 料金 | 無料 |
| アクセス | 市バス「源光庵」下車 徒歩5分 |