京都市上京区 達磨寺の達磨大師は厄除け・開運そのものです。

庶民はだるまさんに何のお願いをするのでしょうか。
まず事業の完成。商売する人の信仰の多いのもそのためです。ダルマさんといえば「七転八起」日本人の作った言葉で、近世では江戸時代に白隠禅師が好んで使われたそうです。
七転八起のだるまさんを見習って起き上がって仕事に励むことが大切です。
百五十歳まで生きられ た達磨大師にあやかって無病長寿の願いをこめられる方も多いそうです。1月10日に売り出されるエビスさんの笹にもだるまさんを使っています。この寺は江戸時代・享保12年(1727)満海上人が開いた寺です。
境内の達磨堂には大小あわせて八千体のダルマ像があります。2月節分の日、この日はダルマさんに因縁のあるも のを陳列されます。竹・土・紙・木・金・銀・珊瑚・めのうで作られたダルマさん。
小さいものはゴマっぶで書いたものから大きなものは楠の一木造りでおよそ2メートルほどものがあります。また境内には「松風窟白幽子之墓」としるした白河石の墓石があります。白幽子は京都 北白河山中の巌窟の中に住んでいたといわれる仙人で日本禅の再興者白隠禅師の難病の治療の
仕方を伝授したことで有名になった人です。
また境内には尾上松之助をはじめ映画関係者の霊を祀る貴寧磨寺殿があります。映画関係者の中には、派手なスタートでデビューしてもその末期になりますとい
つのまにか消えて行く人が多いようです。
このため、昭和16年日活の池永專務が貴寧磨寺殿を自宅に作り毎月18日にお参りしていました。ここへうつされたのは昭和19年です。毎月12月1日映画
の日に大勢の映画関係者のお参りがあります。
| 名称 | 達磨寺(だるまじ) |
| 本尊・祭神 | 釈迦如来 |
| ご利益 | 厄除け・開運・無病長寿 |
| 住所 | 京都市上京区下の下立売西大路東入る |
| 電話 | 075-841-787 |
| 拝観時間 | 9:00~16:30 ※16:00受付終了 年中無休 |
| 料金 | 無料 |
| アクセス | 市バス「円町」下車 |