安楽寺天満宮にお参りする人は病気平癒と商売繁盛、天神信仰のルーツ学力向上を祈ります。

延喜5年(905)太宰府にあって道具の墓を守っていた味酒安行にお告げがありました。道真の霊は天満大自在天神と名乗ったと伝えます。
これによって太宰府の墓所に廟所が建てられ、もと安楽寺といいました。
菅原道真が太宰府に左遷されたとき、都からついていった側 近のもの七名が道真のお供をして太宰府にわたり道真の世話をしました。延喜3年(903)2月25日道真がなくなると与えられた菅公自作のお木造を奉じて筑紫の国那賀郡より帰京し、山城国葛野郡西の京村北町(現在地)にお祀りし、安楽寺天満宮としたのがはじまりと伝えます。
その後奉仕の人々は右京一条より二条までの地に7カ所の御供所を建てて七保と名付け、北野天満宮への神具調進に奉仕し、北野神人(じにん)とよばれるようになりました。当初はこの七保御供所の最初でしたから一の保天満宮ともいいわれました。
また北野天満宮 ご神殿に作者不明の木彫りのホトトギスがあり、文安元年(1444)4月の兵火に北野本殿が炎上したとき、このホトトギスが境内の木にとどまり、奇声を発したというので、一に「子規天満宮」とよばれました。
社殿は明治6年(1873)北野天満宮境内にうつされもしたが近年有志の人々によって復興されました。

境内には熊鷹稲荷は島津製作所の社長が信仰した御社です。本殿と天満宮旧跡としるした大きな石碑が
あります。

名称 安楽寺天満宮(あんらくじてんまんぐう)
祭神 菅原道真
ご利益 学業成就・病気平癒・商売繁盛
住所 京都市上京区上立売通り北町上がる
電話 075-462-6876
拝観時間 自由
料金 無料
アクセス 市バス「北野中学前」下車徒歩10分

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