昔は小さな子供の寝小便に困ってお参りしたのが梯子地蔵さんでした。


寝小便に困って子供をつれて一緒にお参りしたところ、ふしぎなことにぴたっととまりました。
松尾神社から嵐山方面北へ5百メートル行った所に13の石段がみえます。石段をあがると薬師寺の境内に出ます。
梯子地蔵は薬師禅寺の境内にあります。ちいさな梯子がお供えしてあります。

3才6カ月の男の子ですが、寝小便がひどくて夜中に再三お起こしてもおしっこさせてもオムツをはずしてしまいます。
これから寒くなってゆきます。どうぞ寝小便がなおりますように、よろしくお願いします」若いママの願い。

「おじぞうさまありがとうございました。

おじいさんのおもらしも直りました。
など全国各地から祈願のハシゴがよせられています。
昔は子供、今は老人のおもらしもたいへん多くなりました。

寺伝によりますと今から5百年ほど前、天徳恵尭という坊さんがいました。比叡山の千日回峰の難行をきわめましたが、寝小便がひどくてそのことをひどく恥じて比叡山をおり、嵐山の近くで庵をむすび地蔵菩薩を祀って自分と同じ苦しむ人を救いたいと日夜念仏に專念されました。

このような言い伝えから梯子地蔵は寝小便や泌尿のわずらいのある人の守り地蔵さんとして信仰されてきました。地蔵堂には昔から階段もなく崖をよじのぼるようにして上ったといいます。
お参りする子供を上において一歩よじ上り、また子供を上においてあがり、ここではしごが入り用となる。こんなことから梯子地蔵とよばれるようになりました。

名称 梯子地蔵 (はしごじぞう)
本尊・祭神 薬師如来
ご利益 おねしょ封じ・泌尿器の患い
住所 西京区嵐山薬師下町
電話 075-882-8548
拝観時間 自由
料金 無料
アクセス 阪急電鉄 嵐山線「松尾大社前」下車徒歩北10分

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