成道院の呑竜さんにお参りする人は、安産、子育て、厄除けを祈ります。

本尊阿弥陀如来・脇壇に呑竜上人の木像が安置しています。
呑竜上人は、新田義重の御廟再興の時、慶長18年(1613)上野国太田町大光院の住職をしていました。昔より、呑竜坊主といって子供も坊主頭にして7才までお弟子にしますからといってお祈りしますと、子供が達者で元気に生長するといわれて、参詣者でにぎわいました。
上人は、医術にも心得が深く、難産で苦しむ婦人や子供の難病を次々と助けたといわれます。
また、捨て子を養ったことから、〃子育て呑竜〃として太田町繁栄の本尊として祀られている
のをはじめ、関東地方では〃子育て呑竜〃として広く信仰されています。
京都では成道院だけです。
明治の中ころ、いわれています、成道院の住職が上州、太田より御影をわけていただき、仏師に彫刻されたといわれています。
寺伝によりますと、この寺は、天正15年(1587)、親蓮社近誉上人憎阿成道縁西大和尚が開いた寺ですが、天明8年(1788)類焼し、その後再建されたといわれます。
境内には、もと東六条の鎮守であった菊姫稲荷のほこらがあります。北向地蔵は願かけ地蔵といわれ、けがや病気で苦しむ人のお参りがあります。
呑竜上人の法要は、春、秋二回の彼岸におこなわれます。
| 名称 | 成道院(せいどういん) |
| 本尊・祭神 | 阿弥陀如来 |
| ご利益 | 安産・子育て・厄除け |
| 住所 | 京都市下京区綾大宮町40 |
| 電話 | 075-811-0876 |
| 拝観時間 | |
| 料金 | 無料 |
| アクセス | 市バス「四条大宮」下車 徒歩1分 |