桂光山 西福寺・末広不動にお参りする人は商売繁盛を祈願します。
東大路通りから松原通りを曲がると「弘法大師作六道の辻地蔵尊」と看板のあがったお寺の前に出ます。
もとは六波羅密寺の地蔵堂のあったところです。
山門には「子育て地蔵」と記した堤灯の下をくぐると正面に末広不動、左に水子地蔵があります。
ここの不動さんにお参りすると1円玉を懐紙につつんでお寺から先にいただきます。この1円玉が大きな宝を生み出すお守りでご利益が何10倍、何100倍かになったとき、お賽銭をあげて下さいということになっています。
末広不動は40センチぐらいの高さで大きな自然石の真中に鎮座しています。
子育て地蔵は嵯峨天皇の壇林皇后が重病にかかった正良親王の平癒を祈ったところまもなく全快してのち仁明天皇になられた故事に基づいて人々は子育て地蔵としてあがめたといいます。
寺伝によりますと慶長8年(1603)蓮性上人が創建し、亨保12年(1727)関白二条綱平が亡父のために再興したと伝えます。
本堂に安置する本尊阿弥陀如来は高さ86.6センチ寄せ木造り、漆箔、玉眼入りで室町時代、上品下生の来迎像で体内に長禄元年(1475)の墨書があります。
8月6日から3日間六道参りには室町時代の九想図絵と十王図絵を公開されます。
| 名称 | 桂光山 西福寺・末広不動(さいふくじ) 桂光山敬信院 |
| 本尊・祭神 | 阿弥陀如来 |
| ご利益 | 商売繁盛 |
| 住所 | 京都市東山区松原大和大路東入る |
| 電話 | 075-551-0675 |
| 拝観時間 | 拝観不可 道路より見学自由 |
| 料金 | |
| アクセス | 市バス「清水道」下車 徒歩5分 |