鷹峰妙見さんにお参りになる方は、商売繁盛、開運勝利を願って西陣の方々が熱心にお参りになったようです。


もともと妙見さんは、鎮宅霊符神・玄武神といわれるのは、神道や仏教を超越した天の神さまといわれ、四方妙見といって鎮護国家の守り本尊といわれていました。
一般には、目の神さまとか、水の神さまとかいわれます。ここの妙見さんは、左手に白い蛇(弁天さん)を握り、右手に剣を持たれ、亀の上に立っておられます。また、鎮宅霊符神といわれることから家の普請、造作の時にお参りになります。また、節分の日にお参りになる方は、厄除け祈願が中心になります。

開運の神さんとしてお参りになります。

寺伝によりますと仁明天皇の承和六年(839)妙見菩薩が奥の院にあった天然の岩門に姿をあらわされたので岩門のうしろの山中に僧円行が霊巌寺を建てました。庶民がご霊験あらたかと伝えられ、お参りの人でたいへんにぎわったといわれます。
寛永7年(1630)開山日任上人がふしぎな夢をごらんになり円成寺とともに妙見堂を再建されました。本堂には日蓮宗のご本尊と日朗菩薩が牢の中で造られた日蓮大菩薩像を安置しています。

境内の西北には痔の神秋山自雲霊神・その西には最上稲荷・妙見さんのけんぞく常富大菩薩・白雲弁財天を祀る祠・常當明神ご修行のお滝・江戸時代の儒者三宅亡羊・合田貞謙一族の墓があり、岩門や菩薩の滝があります。

名称 鷹峰妙見さん(圓成寺(えんじょうじ))
本尊・祭神 本尊・岩戸妙見大菩薩
ご利益 商売繁盛・開運勝利
住所 京都市北区鷹峰北鷹峰町24
電話 075-491-1496
拝観時間 8:00~17:00
料金 志納
アクセス 市バス「源光庵」下車 徒歩5分。

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