源光庵の霊芝観音には全国でもめずらしい霊芝からできた観音さんで、お参りする人は不老長寿を願います。

源光庵の霊芝観音にお参りする人は不老長寿を願います。
この観世音菩薩は全国でもめずらしい霊芝からできた観音さんです。天和元年(1681)の春、京都で疫病がはやりました。この年、開山卍山禅師は洛南補陀落山において感得された観音さんでここへお祀りして庶民がお参りしましたところ疫病がたいへんしずまりました。
その話が後西天皇のお耳にたっし宮中でお祀りになりました。復古堂には卍山禅師の木像をお祀りしその下に舎利がおさめられています。

本堂内の血天井は伏見桃山城の遺物であり慶長5年7月(1600)、徳川家康の忠臣鳥居彦右衛門元忠一党1800人が石田三成軍勢と交戦したが、武運拙なく討死し、残る380人が自刃して相果てたときの恨跡です。

本堂の裏にお祀りしてある釈迦坐像がおよそ30センチ、もとは北白川心生寺の本尊であって芦庵をはじめ多くの歌人を出した守り仏といわれます。本堂には悟りの窓と名付けられた丸窓と、迷いの窓という角窓があります。悟りの窓は円型に「禅と円通」の心を表わし、角窓は人間の一生を象徴して「生老病死四苦八苦」を表わしています。
寺伝によりますとこの寺は貞和2年(1346)臨
済宗大本山大徳寺尼代徹翁国師が建てられたものですが、元禄7年(1694)加賀国大乗寺27代曹洞宗復古道人山道白禅師がこの寺に住職になられたとき 曹洞宗に改まったといわまれす。

名称 源光庵(げんこうあん)
祭神 釈迦牟尼仏・霊芝観音
ご利益 不老長寿
住所 京都市北区鷹峯北鷹峯町47
電話 075-492-1858
拝観時間 午前9時~午後5時
料金 400円(紅葉シーズンは500円)
アクセス 市バス「源光庵」下車
ホームページ https://genkouan.or.jp/

おすすめの記事