山科音羽にある若宮八幡宮にお参りする方は子授けを祈願します。

ご祭神の神功皇后は仲哀天皇の皇后です。朝鮮出兵の会議中に天皇が急死されたため、皇后は皇子を身ごもられているにもかかわらず帰国するまで生まないことを誓って喪にふし、男装して出征され、筑紫へもどってようやくお産をされました。
神功皇后は安産の神として信仰されてきました。

若宮八幡さんのとんど祭は1月15日午前6時から行われます。
古式にならって、数本の青竹を組み、その下に、古い神札、お正月のお飾りの使ったしめ縄や門松などを、竹の下に入れます。それに本殿で点火された火をつけます。
その火の勢いで、竹が、パンパンと割れます。

それが、非常に勇壮なもので、古来中国、日本では、悪魔退散につながるものとされています。

火の勢いのように、商売繁昌、無病息災を本殿に祈願します。7月半夏生旧暦には農家が農作祈願にお参りします。

もともと若宮八幡宮は山科音羽地区の氏神さんで境内の観音堂には十一面千手観音(平安時代)脇仏として不動明王・毘沙門天(鎌倉時代)をお祀りしています。

このあたりは平安時代に観音寺が建てられて明治元年神仏分離令で観音寺は廃寺となり、昭和42年に境内にお堂が再建されてお祀りしています。

名称 若宮八幡宮 (わかみやはちまんぐう)
祭神 仁徳天皇・応神天皇・神功皇后・天武天皇・素盞嗚尊
ご利益 子授け・商売繁昌・無病息災
住所 京都市山科区音羽森廻町36
電話 075-581-1493
拝観時間 自由
料金 無料
アクセス 京阪電車「四の宮」下車 徒歩10分

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