福成寺にお参りする人は心の安らぎを感じ、明日からの生活に生き甲斐を感じます。


西京区樫原の史蹟公園の南に建仁寺管長竹田益州翁の書かれた福成寺の石碑が目につきます。

坂道をのぼりますと福成寺の門にはいります。
西山の竹薮に囲まれて自然な落ち着いた雰囲気があり、本堂の前には小作りの庭があり、日本調の庭園があります。

寺伝によりますと福成寺は桓武天皇の延暦3年(784長岡京の鬼門除けとして大伽藍が建てられました。山内に13力寺があり、権勢を誇っていましたが長岡京がわずか10年で都が京都に移って長岡京が廃止されて寺も衰亡の一路をたどりました。
建武5年(1238)建仁寺の広済禅師が禅寺として復興しました。以来福成寺は樫原周辺一体の信仰の中心でしたが、応仁の乱でふたたび荒廃しました。
いまの本堂は江戸時代文政10年(1827)に英仲禅師が再建されたものです。
本堂には正面に本尊十一面観音立像、右脇壇お厨子内に大日本如来座像を安置し藤原末期の優雅な感じがでています。左の脇団には高さ30センチ室町時代の境内広済禅師座像があります。

境内には蔵王権現堂があり、毎年2月11日村内で国家安全五穀豊穰を祈る行講が連綿としてつづいています。当寺では洛西観音霊場31番札所として多くの信仰を集めています。

名称 福成寺(ふくじょうじ)
本尊・祭神 十一面観世音
ご利益 心の安らぎ
住所 西京区樫原内垣外町2
電話 075-391-0434
拝観時間 自由
料金 無料
アクセス 市バス「史蹟公園」下車西へ5分

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