平安神宮は京都市民のつくったお宮。病気平癒・入試合格の祈願、近ごろでは交通事故の祈願も。

塗りの応天門をくぐると白砂をしきつめた境内に出ます。
広い境内は二段になっていて、上段の正面には優雅な大極殿から左右に回廊が延び、蒼竜・白虎の2つの楼閣につながります。

大極殿は平安京大内裏の朝堂院を8分の5に縮小して復元したものです。
平安神宮は京都市民のつくったお宮です。平安神宮にお参りする市民は、自然の気持で、ふるさとへ帰る気持ちがあるようです。

病気平癒・入試合格の祈願をはじめ、近ごろでは交通事故の祈願もふえてきました。
結婚式を平安神宮であげたいという市民の願いは、明治36年になって実現しました。それ以前、京都の旧家では婚礼は家の中でするのがならわしで、平安神宮の神前の結婚式は、当時ではとても新しい試みでした。


平安神宮は京都市民の心の中心です。そこにお宮参り、七五三、成人式、結婚式はもちろん金婚式をあげる方もあります。

平安神宮は明治28年(1895)平安遷都1100年祭を行う時に桓武天皇を祀り、京都全市の総社として生まれました。
昭和15年10月に孝明天皇の神霊を合祀したものです。
白虎楼の下から神殿の裏へまわりますとそこは6000坪の神苑が西中東南の四苑にわかれます。庭は大極殿の後から東へと社殿を取り巻くようにめぐっており、桜・楓・菖蒲・睡蓮・萩などが四季折々に花を咲かせます。入り口を抜けると紅枝垂れ桜があり、4月上旬にピンク掛かった八重桜が一斉にさきます。池の花菖蒲は5月、池に浮かぶ蓮は7月が見ごろ、萩は9月が見ごろです。

 

名称 平安神宮(へいあんじんぐう)
祭神 桓武天皇・孝明天皇
ご利益 病気平癒・入試合格・交通事故の祈願
住所 京都市左京区岡崎西天王町
電話 075-761-0221
拝観時間 拝観時間は季節により変わります。
料金 大人 600円(団体 30名~550円、50名~500円)
小人 300円(団体 30名以上250円)
アクセス 市バス「京都会館前」下車北へ徒歩2分
ホームページ http://www.heianjingu.or.jp/

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