このお堂の弥陀さんに参拝すると、極楽往生ができるということです。

勝林院はご本尊が阿弥陀さんで「証拠の阿弥陀」といわれ、法然上人が大原問答されたとき、その念力によって往生できるといって阿弥陀さんが手から光を放たれてお示しになったといわれます。
その勝利のお堂を証拠堂ともよんでいます。このお堂に参拝すると、極楽往生ができるということです。その阿弥陀さんの手から綱が垂れていますので、その綱をにぎって阿弥陀さんと握手しておがめば極楽往生が叶うといわれます。

十一面観音さまがお祀りしてあります。この観音さんは、かつて北野天神さんにおいでになりました。菅原道真公の本地仏は、十二回観音であるという信仰があり、もと北野寺といい、北野天満宮はお寺でした。(神仏分離のとき)この観音さんに幼児がお参りして手をさすって頭をなでてあやかるということから、よく学問ができるということを願います。
1月の修正会は、村人達が33度おどるという風習があります。来迎院も共に参加しますこれは大原村の行事で、蛇を払うという意味で蛇のかっこうをしてくねくね踊るのです。
竹のササラで「33度」でたたくと、厄がのがれるといいます。昔からこの修正会の行事をおこたると火災にあうといわれます。
この寺管理は大原魚山下院(宝泉院・実光院)の本堂を住職は両院の住職が3年交代の輪番であります。
| 名称 | 勝林院(しょうりんいん) |
| 本尊・祭神 | 阿弥陀如来 |
| ご利益 | 極楽往生 |
| 住所 | 京都市左京区大原勝林院町 |
| 電話 | 075-744-2537 |
| 拝観時間 | 9:00~16:30 |
| 料金 | 300円 |
| アクセス | 京都バス「大原」下車徒歩10分 |