金属関係の業者の守り神としての信仰がある西洞院の金神さんへお参りする人は方除け、病気平癒を祈願します。

もともと金神さんは、中国伝来の方位に関する信仰で、わが国では平安時代に陰陽家によって広められました。金神遊行の方角に造作に手をつけたり、転宅や新築、旅行などで方角が悪いときにお祓いをしてもらいます。
商売不振に落ちいり、困りはてた人が夢の中に出てきた同じような御金神社にお参りして、業績回復を祈願し、経営が立ち直った方もおられます。
ご祭神金山彦命は古事紀で、イザナギのミコトが、エドの中から生まれられた所、キタナイモノが生まれ、それが土となって、土の神ということ、土が鉱物となって、我々は、この鉱物でいろいろな物を作りおかげを受けています。またご祭神のお名前から金属、鍜治屋さん、鉄工所など金物を取り扱う店の業者の信仰が増えてきました。
また城巽学区の鎮守の神として区民の信仰があります。
社伝によりますと、幕末から明治にかけてこのお宮にはお参りが多く、毎月6の日には縁日がありました。
明治維新の時、説教所がありましたが、布教ができなくて、御金協会を立てて、説教所を建てました。明治16年に再興されたといいます。
| 名称 | 御金神社(みかねじんじゃ)(西洞院の金神さん) |
| 祭神 | 金山彦神・天照大神・月続命 |
| ご利益 | 方除け・病気平癒 |
| 住所 | 京都市中京区西洞院押小路下る |
| 電話 | 075-221-1305 |
| 拝観時間 | 社務所・10:00~18:00 |
| 料金 | 境内自由 |
| アクセス | 市バス「新町御池」下車 |